大正ロマン×癒し温泉を満喫する1泊2日
昭和ロマン香る湯の街へ──彼女とふたり、癒しの山形旅へ出発!
週末、少しだけ現実から離れて、心も体もリセットしたくなる時ってありますよね。
そんなときにおすすめなのが、山形県の**「銀山温泉」と「山寺」**をめぐるまったり旅。
まるで時間が止まったような街並みと、空に近づくような絶景。心がじんわりあたたまる、そんな2日間を筆者と彼女で過ごしてきました。
この記事では、カップル旅にもぴったりな銀山温泉&山寺ルートを、筆者の体験をもとに紹介します!
【1日目】大正ロマンあふれる「銀山温泉」へ─幻想と癒しの温泉街
東京から山形新幹線で約3時間。大石田駅に到着し、そこからは路線バスで約40分。
さらにタクシーで揺られること20分ほど。やっと見えてくるのが、夢の温泉街・銀山温泉です。
宿へ向かう途中、彼女が車窓を見つめながら「もう・・・絵本の世界みたい」とつぶやいた言葉が印象的でした。
銀山温泉は、まさにレトロと幻想が融合する街。
川沿いに立ち並ぶ木造旅館、ガス灯がぽっと灯る夕暮れ。まるで大正時代にタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。
夕暮れ時、手をつないでゆっくり歩く温泉街は、日常を忘れさせてくれる特別な時間。
湯気の向こうに見える彼女の横顔が、なんだかいつもよりきれいに見えて、ドキッとしてしまいました。
レトロな名旅館「能登屋」での宿泊体験
泊まったのは、銀山温泉でも人気の高い老舗旅館「能登屋旅館」。
木造三階建ての美しい建物は、登録有形文化財にもなっているほどの歴史を誇ります。
チェックインは15時ごろ。部屋は川側の和室。障子を開けると、目の前には川のせせらぎと対岸の旅館の灯り。まるで1枚の絵のような風景が広がっていました。
そして何より感動したのは、貸切風呂。
檜の香りに包まれた湯船にふたりで浸かりながら、静かに流れる時間を噛みしめました。
夕食は、山形牛の陶板焼きや山菜料理など、地元の味覚が満載。
「おいしいね」って笑い合いながら、日々の忙しさを忘れられる夜でした。
銀山温泉の楽しみ方:足湯とカフェもおすすめ!
夕食後は浴衣姿で温泉街をお散歩。
「しろがね湯」の前にある足湯スポットでは、ポカポカの温泉に足を浸してほっとひと息。夜風が気持ちよくて、なんだかほろ酔い気分に。
また、翌朝チェックアウト前に立ち寄ったのが「はいからさん通り」にあるレトロ喫茶。
店内は昭和レトロな雰囲気で、注文したクリームソーダがとってもフォトジェニック。彼女も「インスタに載せよ!」と大はしゃぎ。
【2日目】心と体を清める「山寺」へ──1015段の先に見える絶景
銀山温泉を後にし、向かったのは山形市内にある「山寺(立石寺)」。
山肌に沿って広がるこのお寺は、1015段の石段を登ることで有名です。
「えー、そんなにあるの?」と最初は不安そうだった彼女。
でも登り始めると、苔むした石段やすれ違う参拝者とのあいさつが心地よく、どんどん歩みが進みました。
途中には、芭蕉の句碑がある「せみ塚」、そして見晴らし抜群の「五大堂」などの名所も。
五大堂にたどり着いた瞬間、ふたりで「わあ・・・」と声をそろえて絶景に感動。
「また来たいね」って言いながら、しばらくふたりで黙って山形の町を見下ろしていました。
登るのはちょっと大変ですが、スニーカーと軽装で大丈夫。階段が多いので、ヒールやスカートは避けた方がベターです。
ご当地グルメもたっぷり堪能!山形の味に舌鼓
山寺参拝の後は、近くの食事処で山形名物ランチ。
筆者たちは「米沢牛のすき焼き膳」を注文。口に入れた瞬間、とろけるような柔らかさに驚きました!
「これは反則レベルだよね・・・」と彼女がぽつり。大満足のランチタイムでした。
デザートには「ずんだ餅」と、山形産ラ・フランスのジェラートをシェア。
旅先だからこそ食べたいご当地スイーツって、なんだか格別ですね。
心がふっと軽くなった旅の気づき
この山形旅を通して一番感じたのは、「静けさが心に染みる」こと。
都会の喧騒では味わえない、自然と歴史に抱かれた空間に身を置くことで、心の中のざわつきがすっと落ち着くのを感じました。
特別な何かをするわけじゃない。
ただ、一緒に歩いて、一緒に湯に浸かって、一緒に笑って。
そういうシンプルな時間が、何よりも贅沢だって思えるようになりました。
【まとめ】カップルで癒されたいなら、銀山温泉&山寺で決まり!
• レトロで美しい温泉街「銀山温泉」
• 心洗われる絶景とパワースポット「山寺」
• ご当地グルメで旅の楽しさ倍増!
なにげない1泊2日の旅でも、大切な人となら忘れられない思い出になる。
スマホの画面を少しだけ閉じて、目の前の人との時間を大切にしたくなる。
そんな優しい旅でした。
「今度は春に、また来ようね」──そんな約束を心にしまって。