温泉と湖畔で心整える北海道ラストのふたり旅
はじめに|北海道ラストスパートは、温泉と湖のふたり旅
北海道の旅もいよいよクライマックス。
富良野・札幌・函館と巡ってきた中で、最後に選んだのは「登別」と「洞爺湖」。
どちらも温泉と絶景に癒される場所で、カップル旅のしめくくりにはぴったりのエリア。
今回は、登別で湯けむりに包まれて、洞爺湖で湖と空に心を預ける、ふたりのゆったり2日間旅を紹介します。
1日目|登別温泉で湯けむりデートと「地獄谷」探検
札幌から高速で約1時間半、車窓に山が見えてきた頃、空気がふわっと変わる。
「着いたね、登別温泉・・・」
まずは「地獄谷」へ。
あたり一面に立ち込める湯けむりと硫黄の匂い。
その名の通り、まるで地面の下から“地獄”が沸き上がってくるような迫力に、ふたりでちょっとドキドキ。
でも、不思議と怖さはなくて、自然のパワーを感じる空間だった。
「こういう場所って、一緒にいるから心強いよね」
手をつないで木道を歩きながら、自然とそんな言葉が出た。
● 湯の川通りをのんびり食べ歩き
そのあとは温泉街をぶらり。
温泉まんじゅうをひとつ買って、半分こ。
小さなカフェで温泉卵プリンを食べたり、足湯にちょこっと入ってみたり。
登別は派手さはないけど、ゆっくり流れる時間が心地よくて、ふたりの距離がより近づく感じがしました。
● 夕暮れの露天風呂で、心まで解ける
宿にチェックインして、お楽しみの温泉タイム。
露天風呂では、夕暮れの空がほんのり茜色。
「やっとここまで来たね・・・」と、しみじみ語り合う時間は、旅の中でも特別だった。
温泉でぽかぽかになった身体に、ちょっぴり冷たい夜風が気持ちいい。
晩ごはんのあと、部屋でゴロンとしながら「明日はどんな景色が見られるかな」ってワクワクしながら眠りにつきました。
2日目|洞爺湖でキラキラの湖畔時間と絶景ドライブ
翌朝は登別から洞爺湖へ。車で1時間ほど。
湖が見えてきた瞬間、ふたりで「わぁ・・・!」と声をそろえた。
空と湖の境目がわからないくらいに広がる水面は、まるで鏡みたいに静かで美しかった。
● 洞爺湖クルーズで、静かな時間を共有
洞爺湖の観光船に乗って、島めぐり。
船の上は風が心地よくて、周りの景色が360度パノラマビュー。
観光というより、「ただ風景に身をゆだねる時間」という感覚がぴったりだった。
言葉少なに並んで座って、
「また一緒に来ようね」って小さくつぶやいた彼女の声が、すごく嬉しかった。
● 湖畔カフェでまったり、サイロ展望台で旅のしめくくり
お昼は湖畔にあるカフェで地元野菜のランチプレート。
大きな窓から湖が見えて、食事というより景色を味わう感覚。
最後は「サイロ展望台」へ。
湖全体が見渡せるこの場所は、旅の終わりにぴったり。
青と緑のグラデーションの中に、小さな自分たちの時間が溶け込んでいくのを感じました。
旅を終えて|“何もしない時間”がくれた、心の再起動
この旅で強く感じたのは、「何もしない時間」がこんなに心地いいんだということ。
温泉で、湖のほとりで、ただ隣にいるだけで癒される。
そんな旅は、50代の今だからこそ、心にしみるのかもしれない。
まとめ|登別と洞爺湖で心を整える再起動旅
北海道ラストの旅は、にぎやかさよりも静けさ、
観光よりも“ふたりで過ごす時間”を大切にする旅になった。
湯けむりと湖に包まれながら、
「また行こうね」って自然に言える場所があるって、なんだか嬉しいですよね。